東洋医学的な考え方を基にしながら、あなたの体質にあった、こころにも身体にも、やさしく、最も質の高い丁寧喝専門的な診察・治療を心がけています。吉祥寺東方医院のスタッフは、東洋医学の専門的な教育を受けた漢方の専門医師です。さらによい治療を目指して、日々切磋琢磨しています。ご安心してご相談下さい。
生薬 約300種、エキス剤 保険薬ほぼ全種、保険外も用意しています。
「漢方薬」は2000年以上の歴史を持ち、長い間人々の健康を守るために用いられてきました。自然の中で、力強く生きる生命の中から選ばれた薬で、最も安全で効果のある組み合わせが、現在にまで伝えられてきているのです。
当院では、煎じ薬(生薬をお一人ひとりに合わせて配合したもの)とエキス剤(顆粒:保険対応、保険外両方あります)などをご用意致しております。
医療はご本人とわたしたちとの共同作業です。東洋医学の考え方に基づき、詳しくお話をお伺いしながら、病気をからだ全体との関係で、総合的にとらえて診療していきます。
ほとんどの病気が漢方薬の適応となります。その適応は、内科、皮膚科、婦人科、心療内科など、科にこだわらず、幅広いものがあります。
【東洋医学の効果が高い分野】
〔内 科〕 急性・慢性胃炎、胃弱症、消化不良、急性・慢性下痢、便秘、ネフローゼ症候群、突発性浮腫、易感冒症、感冒、病後の疲労回復、低血圧、レイノー症状、冷え性、片頭痛、甲状腺機能低下症、慢性疲労症候群、虚弱体質
〔小児科〕 虚弱児、蓄膿症、小児喘息、消化不良症、慢性咳嗽、湿疹、夜尿症
〔婦人科〕 月経不順、月経痛、月経前症候群、更年期障害、冷え性、妊娠時、出産後の諸症状
〔皮膚科〕 アトピー性皮膚炎、ニキビ、イボ、皮膚乾燥、かゆみ、蕁麻疹、湿疹
〔精神疾患や心身症〕 自律神経失調症、過敏性腸症候群
〔泌尿器疾患〕 慢性膀胱炎、膀胱炎症状
〔目・耳・鼻・口の病気〕 花粉症、アレルギー性鼻炎、めまい、メニエール症候群、咽つかえ
〔骨・関節・筋肉の病気〕 腰 痛、関節リウマチ、肩こり、こむら返り、肩こり、肩関節痛
〔その他〕 原因不明の発熱、体質改善など、何でもご相談下さい。
漢方薬にも副作用があります。しかしその漢方薬も薬ですから、当然副作用はあります。この事はすでに2000年前より知られており、その対策も考えられてきています。とはいえ、漢方薬の副作用は西洋医学に比べ決して多いものではなく、ほぼ100人に1人から3人くらいです。約6割が胃痛やもたれ、下痢といった胃腸症状、約3割が湿疹、掻痒感などの皮膚症状、約1割が動悸、めまいなどの神経症状です。程度は軽い者がほとんどで、中止すれば直ぐに軽快します。
そのほとんどが中止するか、量を減らせば回復また副作用は無効例に多くみられます。より適切な漢方薬が処方し得るかどうかが、副作用防止のカギといえそうです。詳細なデータは「漢方上手」をご覧ください。
煎じ薬は、一人一人の症状や体質に合わせて生薬の種類・量を細かく決めていきます。作り方は、生薬を煮て、ハーブティーあるいはスープの煮汁を取るようにして作ります。面倒そうですが、馴れると簡単なものです。
煎じ薬では選択できる処方の幅が広がり、処方中の生薬を必要に応じて、細かな調整ができ、一人ひとりに合うように調合できることが利点です。また漢方薬が持つ本来の味や香りも大切に出来ることも重要です。つまり、“オーダーメードの医療”のため、効果が早くに期待できるわけです。手間はかかりますが、効果を出すためには必要な漢方薬といえます。 期間を決めて、煎じ薬を用いて、症状が落ち着いてからエキス剤に切り替えるのもよい方法です。
煎じる手間が無く携帯性が良いので、忙しく時間の無い方にお勧めです。
エキス剤(顆粒)は、製薬会社によって生薬を煎じて抽出したものを加工して作られ、煎じる手間を省き、携帯しやすいように工夫されています。エキス剤の品質は各企業の努力によって保証され、安定した作用が得られます。飲みやすいように、錠剤やカプセル剤も作られています。
このように大変便利なエキス剤ですが、インスタントコーヒーのように、力は煎じ薬より弱く、製剤化されている処方の種類に限りがあるために、その病気に合った薬が無いこともおおくあります。ですから、より効果を期待する場合には、煎じ薬がお勧めです。 煎じ薬では選択できる処方の幅が広がり、処方中の生薬を必要に応じて、細かな調整ができ、一人ひとりに合うように調合できることが利点です。また漢方薬が持つ本来の味や香りも大切に出来ることも重要です。
エキス剤(顆粒)の漢方薬は、保険治療が可能です。煎じ薬は、自費診療です。国内でも最高品質の生薬をご用意致しております。
漢方は長期の服用が必要、効くまでに時間がかかると言われていますが、これは誤解です。 軽症や経過の短いものは早く治療できます。風邪などの場合は、服薬して数時間で効果が実感出来、総合感冒薬よりも切れ味はよい事が多いくらいです。 また、慢性疾患の場合は、ある程度持続して薬を飲む必要があります。しかし、少しずつ体調が変わっていく様子が感じられると思います。
西洋薬と漢方を併用して問題となることはあまり多くはありません。ですが、薬によっては併用が好ましくないものもあります。服用している薬がある場合、診察時に必ず医師にお伝え下さい。